未来都市の館

このページでまなべる未来(みらい)の都市(とし)はこの4つじゃ!

未来(みらい)にはどんな暮(く)らしが待(ま)っているのかな！

自然(しぜん)と仲良(なかよ)くする未来(みらい)の暮(く)らし

2050年(ねん)「未来(みらい)の街(まち)」には人(ひと)と自然(しぜん)が仲良(なかよ)く暮(く)らす工夫(くふう)がいっぱい！持続(じぞく)可能(かのう)なエネルギーを利用(りよう)した自然(しぜん)災害(さいがい)や環境(かんきょう)問題(もんだい)の解(かい)決(けつ)に取(と)り組(く)んだ、4つの都市(とし)を巡(めぐ)ってみよう。

地球(ちきゅう)の街(まち)づくりも進歩(しんぽ)しておるぞ。
さっそくタイムマシンで冒険(ぼうけん)してみるぞ！

うん！まずはどこに行(い)くの？

自然(しぜん)災害(さいがい)や環境(かんきょう)汚染(おせん)から暮(く)らしを守(まも)る「FUWWAT(ふわっと)2050」じゃ！

わっ！空(そら)に飛行船(ひこうせん)みたいなビルがたくさん浮(う)いているよ！

「ふわっと」は長(なが)さ600ｍの建物(たてもの)が、地上(ちじょう)から30メートルの海岸(かいがん)沿(ぞ)いの空(そら)に浮(う)かんでいる未来(みらい)都市(とし)だ。空中(くうちゅう)に浮(う)かんでいるから、地震(じしん)や津波(つなみ)、地球(ちきゅう)温暖化(おんだんか)で心配(しんぱい)されている海面(かいめん)上昇(じょうしょう)などの自然(しぜん)災害(さいがい)からも守(まも)られるよ。

「FUWWAT（ふわっと）2050」のしくみ

どうやってつくられているの？

建物(たてもの)には「セルロースナノファイバー」という、植物(しょくぶつ)からつくられた軽(かる)くて強(つよ)い材料(ざいりょう)を使(つか)っていて、それが軽(かる)さを保(たも)つのに役立(やくだ)っているんだ。同(おな)じ規模(きぼ)の地上(ちじょう)のビルと比(くら)べて約(やく)10分(ぶん)の1くらいの軽(かる)さとはビックリだよね。

どうやって浮(う)いているの？

鋼鉄(こうてつ)の6分(ぶん)の1の軽(かる)さで、375倍(ばい)も強(つよ)い「カーボンナノチューブ」という特殊(とくしゅ)なワイヤーを使(つか)って建物(たてもの)全体(ぜんたい)を吊(つ)り下(さ)げているよ。ワイヤーは直径(ちょっけい)3cｍしかないんだ。
軽(かる)くて丈夫(じょうぶ)な建物(たてもの)と、安定(あんてい)して吊(つ)る技術(ぎじゅつ)が集結(しゅうけつ)して実現(じつげん)しているよ。

どうやって生活(せいかつ)しているの？

ふわっとには住(す)む場所(ばしょ)や病院(びょういん)、ショッピングモールなど生活(せいかつ)に必要(ひつよう)なものが揃(そろ)っているよ。
建物(たてもの)の壁(かべ)や床(ゆか)からエネルギーをつくったり、温度(おんど)調節(ちょうせつ)をしてエネルギーの節約(せつやく)をしながら快適(かいてき)に生活(せいかつ)できるんだ。
ふわふわ浮(う)かばせて別(べつ)の場所(ばしょ)に移動(いどう)することもできる、安全(あんぜん)で環境(かんきょう)にもやさしい、理想(りそう)の街(まち)だよ。

ふわっとの中(なか)にも入(はい)ってみたいな！

中(なか)も見(み)てみよう。
この窓(まど)や壁(かべ)、床(ゆか)からも発電(はつでん)ができるようになっているぞ。
太陽光(たいようこう)や風力(ふうりょく)から持続(じぞく)可能(かのう)なエネルギーをつくるから、空気(くうき)を汚(よご)さず、地球(ちきゅう)温暖化(おんだんか)を防(ふせ)ぐ手助(てだす)けにもなるぞ。

まさに未来(みらい)の暮(く)らしっていう感(かん)じだ！景色(けしき)も最高(さいこう)だね。
ふわっとに学校(がっこう)があったら空中(くうちゅう)運動会(うんどうかい)もできるね。

ほっほっほ、そうじゃな！
未来(みらい)では空中(くうちゅう)の学校(がっこう)に通学(つうがく)することが当(あ)たり前(まえ)になるかもしれんな。

動物(どうぶつ)園(えん)や水族館(すいぞくかん)もあったらいいなぁ。

環境(かんきょう)問題(もんだい)と自然(しぜん)災害(さいがい)から守(まも)ってくれるだけでなく、日常(にちじょう)の暮(く)らしを当(あ)たり前(まえ)に楽(たの)しむことができるというのも実(じつ)に大切(たいせつ)じゃな。
よし。この調子(ちょうし)でほかの都市(とし)も見(み)に行(い)くぞ！

季刊(きかん)大林(おおばやし)「ふわっと」
詳細(しょうさい)はこちら

ここは「スマート・ウォーター・シティ東京(とうきょう)」という水(みず)と仲良(なかよ)く暮(く)らす街(まち)だ。洪水(こうずい)による水害(すいがい)や水不足(みずぶそく)を解消(かいしょう)するだけでなく、運河(うんが)や川(かわ)、水辺(みずべ)の環境(かんきょう)を整備(せいび)して、交通(こうつう)やレジャーに活用(かつよう)するなど、未来(みらい)の東京(とうきょう)には水(みず)に関(かか)わるアイデアがいっぱい詰(つ)まっているよ。

「スマート・ウォーター・シティ東京(とうきょう)」とは！？

ウォーターズ・リング

都心(としん)の地下(ちか)50mに建設(けんせつ)する、全周(ぜんしゅう)約(やく)14kmのリング状(じょう)の巨大(きょだい)貯水(ちょすい)システムに、集中(しゅうちゅう)豪雨(ごうう)の雨水(あまみず)を安全(あんぜん)にためておいたり、水不足(みずぶそく)の時(とき)はその水(みず)を使(つか)ったりできるんだ。
水害(すいがい)の危険(きけん)からみんなを守(まも)ったり、経済的(けいざいてき)な損害(そんがい)も減(へ)らすことができるよ。
ここに水陸(すいりく)両用(りょうよう)の「アンフィ・モービル」を自動(じどう)運転(うんてん)させた交通(こうつう)システムを整(ととの)える計画(けいかく)も進(すす)んでいるんだ。

運河(うんが)の復活(ふっかつ)

雨水(あまみず)を再(さい)利用(りよう)することで昔(むかし)の運河(うんが)や濠(ほり)をよみがえらせ、「水(みず)の都(みやこ)」の風景(ふうけい)をつくり出(だ)しているよ。
自動(じどう)運転(うんてん)で人(ひと)や物(もの)が船(ふね)で移動(いどう)できるシステムも整(ととの)えて、渋滞(じゅうたい)が減(へ)らせると考(かんが)えているよ。
水辺(みずべ)には公園(こうえん)も整備(せいび)されて、みんなの憩(いこ)いの場(ば)にもなっているんだ。

東京(とうきょう)ウェルカム・ゲート

東京湾(とうきょうわん)にはリング状(じょう)の「東京(とうきょう)ウェルカム・ゲート」が浮(う)かんでいるよ。
東京(とうきょう)に来(き)た大型(おおがた)クルーズ客船(きゃくせん)も直接(ちょくせつ)とめることができる、まさに海(うみ)の玄関(げんかん)だね。
都心(としん)から気軽(きがる)に行(い)けるマリンリゾートとしても人気(にんき)だよ。

うわ～！空中(くうちゅう)都市(とし)の次(つぎ)は水(みず)の都市(とし)だ！

その昔(むかし)、江戸時代(えどじだい)の東京(とうきょう)も、雨水(あまみず)を再(さい)利用(りよう)したり、木製(もくせい)の水道管(すいどうかん)などで川(かわ)から井戸(いど)に水(みず)をひいたり、水路(すいろ)や川(かわ)を使(つか)って物(もの)や人(ひと)を運(はこ)ぶなど、水(みず)と上手(じょうず)に暮(く)らす「水(みず)の都(みやこ)」だったんじゃ。

江戸時代(えどじだい)の人(ひと)たちってすごいんだね。

スマート・ウォーター・シティ東京(とうきょう)は、昔(むかし)からの知恵(ちえ)に最(さい)先端(せんたん)技術(ぎじゅつ)を融合(ゆうごう)させているぞ。
雨水(あまみず)を循環(じゅんかん)するために地下(ちか)貯水(ちょすい)施設(しせつ)に溜(た)め、災害時(さいがいじ)には非常用(ひじょうよう)水(すい)として活用(かつよう)しているんじゃ。

水(みず)と仲良(なかよ)く暮(く)らす街(まち)は、海(うみ)や地球(ちきゅう)とも仲良(なかよ)しだね！
2050年(ねん)よりも前(まえ)に実現(じつげん)するといいなぁ。

そうじゃな。そのために、身近(みぢか)な川(かわ)や海(うみ)を大切(たいせつ)にすることから、ぜひはじめてみてくれ！
続(つづ)けて次(つぎ)の都市(とし)にも行(い)ってみるとしよう。準備(じゅんび)はいいかな？

うん！レッツゴー！！

季刊(きかん)大林(おおばやし)
「スマート・ウォーター・
シティ東京(とうきょう)」
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「LOOP（ループ）50」の住人(じゅうにん)は、豊(ゆた)かな緑(みどり)に囲(かこ)まれながら、森林(しんりん)や環境(かんきょう)を大切(たいせつ)にする暮(く)らしを楽(たの)しんでいるよ。
高(たか)い建物(たてもの)やドーム型(がた)のエネルギーセンターがあって、すべて木(き)からつくられているよ。
自然(しぜん)の力(ちから)を最大限(さいだいげん)に活用(かつよう)しながら、みんなが快適(かいてき)に暮(く)らすことが、未来(みらい)では当(あ)たり前(まえ)になっているんだ。

「LOOP（ループ）50」とは！？

森林(しんりん)資源(しげん)だけで成長(せいちょう)する街(まち)

木(き)を育(そだ)て使(つか)う分(ぶん)だけを切(き)り倒(たお)し、その量(りょう)に応(おう)じた建物(たてもの)へと有効(ゆうこう)活用(かつよう)して美(うつく)しい森林(しんりん)を保(たも)ち続(つづ)けているよ。ここでは、50年(ねん)かけて成長(せいちょう)した木(き)を切(き)って、毎(まい)年(ねん)1区画(くかく)を新(あたら)しくつくっているんだ。植林(しょくりん)、伐採(ばっさい)、活用(かつよう)というサイクルを守(まも)り、増(ふ)えた木(き)だけを切(き)って、その量(りょう)に応(おう)じた建物(たてもの)に有効(ゆうこう)活用(かつよう)して街(まち)を成長(せいちょう)させながら、美(うつく)しい森林(しんりん)を保(たも)ち続(つづ)けているよ。みんなで協力(きょうりょく)して自然(しぜん)と調和(ちょうわ)した生活(せいかつ)を目指(めざ)す、環境(かんきょう)にやさしい計画(けいかく)なんだ。

木質(もくしつ)バイオマスエネルギーを利用(りよう)する

建物(たてもの)をつくるときに出(で)る木(き)の端(は)材(ざい)や、建(た)て替(か)えたときの廃材(はいざい)、余分(よぶん)な木(き)を間引(まび)きした時(とき)の間伐材(かんばつざい)を加工(かこう)して、バイオマスプラントのエネルギー源(げん)にしているよ。これを燃(も)やして街(まち)全体(ぜんたい)で使(つか)うエネルギーをつくるんだ。この時(とき)に出(で)る二酸化(にさんか)炭素(たんそ)は森(もり)が吸収(きゅうしゅう)して、木(き)の成長(せいちょう)をうながす。この仕組(しく)みのおかげで、環境(かんきょう)にもやさしい生活(せいかつ)ができるんだ。

森(もり)と共(とも)に生(い)きる未来(みらい)の都市(とし)「LOOP（ループ）50」じゃ！

上(うえ)から見(み)ると、輪(わ)っか（ループ）のかたちになっていて、街(まち)全体(ぜんたい)が木々(きぎ)に囲(かこ)まれているね！
よく見(み)ると、建物(たてもの)も木材(もくざい)でつくられているよ。

ループになっている高(たか)い建物(たてもの)やドーム型(がた)のエネルギーセンターも、すべて木材(もくざい)でできておるじゃろう。

すごいね！
でも、木(き)でできた建物(たてもの)はそんなに長(なが)くつかえないんじゃない？
それに、こんなにたくさんの木(き)を使(つか)ってしまったら、森林(しんりん)破壊(はかい)になるんじゃないの？

もともと日本(にほん)には豊(ゆた)かな森林(しんりん)がたくさんあって、木材(もくざい)も大事(だいじ)に使(つか)われてきたんじゃが、海外(かいがい)から安(やす)い木材(もくざい)が輸入(ゆにゅう)されるようになって、長(なが)らく放置(ほうち)されていたんじゃ。
50年(ねん)というサイクルで木(き)を育(そだ)て使(つか)うことで、日本(にほん)の豊(ゆた)かな森林(しんりん)資源(しげん)を最大限(さいだいげん)に有効(ゆうこう)利用(りよう)していくことができて、環境(かんきょう)の保護(ほご)にもつながるんじゃ。

計画的(けいかくてき)に森(もり)とずっと仲良(なかよ)く暮(く)らそうとしているんだね。

そうじゃな。しかも、最先端(さいせんたん)の技術(ぎじゅつ)で木(き)や植物(しょくぶつ)からつくり出(だ)した新(しん)素材(そざい)も活用(かつよう)して、現代的(げんだいてき)な生活(せいかつ)も快適(かいてき)にできるんじゃ。

わぁ。すごいなぁ。
この街(まち)にも住(す)んでみたくなったよ。
未来(みらい)の街(まち)はどこもみりょくがいっぱいだね。次(つぎ)の街(まち)も楽(たの)しみだな。

季刊(きかん)大林(おおばやし)「LOOP（ループ）50」
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ここ「樹冠(じゅかん)都市(とし)」は、森(もり)や大(おお)きな木々(きぎ)の上(うえ)に広(ひろ)がる、植物(しょくぶつ)や生(い)き物(もの)から建物(たてもの)や暮(く)らしのヒントをもらったデザイン都市(とし)だよ。きれいな空気(くうき)や水(みず)をつくってくれる森(もり)を守(まも)ることで、砂漠(さばく)化(か)や温暖化(おんだんか)を防(ふせ)ぐ目的(もくてき)もあるよ。

「樹冠(じゅかん)都市(とし)」とは！？

みんなが安心(あんしん)して暮(く)らせる街(まち)

木々(きぎ)の上(うえ)に建物(たてもの)をつくり橋(ばし)をかけて、できるだけ空中(くうちゅう)を移動(いどう)することで地面(じめん)にいる森(もり)の動物(どうぶつ)たちや植物(しょくぶつ)の暮(く)らしをじゃましないよ。生(い)き物(もの)すべてが安心(あんしん)して暮(く)らせるんだ。

自然(しぜん)のエネルギーをつくり、使(つか)う

自然(しぜん)の素材(そざい)と先端(せんたん)技術(ぎじゅつ)を使(つか)った建物(たてもの)は、太陽(たいよう)の光(ひかり)や風(かぜ)を使(つか)う仕組(しく)みになっていて、環境(かんきょう)にもやさしい持続(じぞく)可能(かのう)な自然(しぜん)のエネルギーを使(つか)うことができるよ。

森(もり)と一緒(いっしょ)に成長(せいちょう)する都市(とし)

木(き)が大(おお)きくなったり枯(か)れてしまったら、それに合(あ)わせて建物(たてもの)や街(まち)も少(すこ)しずつ変化(へんか)をさせていくんだ。自然(しぜん)と一緒(いっしょ)に成長(せいちょう)する街(まち)だなんて、未来(みらい)の都市(とし)はワクワクするね。

また森(もり)の中(なか)だね！
小(ちい)さなヘリコプターに乗(の)っている人(ひと)もいるし、なんだか物語(ものがたり)の中(なか)にいるみたいだ。
博士(はかせ)！ぼくも空(そら)の散歩(さんぽ)をしてみたいよ！

この小型(こがた)ヘリコプターは、蝶々(ちょうちょ)を参考(さんこう)にしてつくられた「蝶(ちょう)コプター」じゃ。風(かぜ)の力(ちから)だけで飛(と)べて環境(かんきょう)にもやさしいぞ。
さっそく乗(の)ってみることにしよう。

空(そら)から見(み)ると、本当(ほんとう)に自然(しぜん)がいっぱいだね。
ふしぎな形(かたち)の大(おお)きな建物(たてもの)もあるよ。アスパラガスみたいだ！

その通(とお)り！あれは、アスパラガスを参考(さんこう)にしてつくった、
しなやかな高層(こうそう)住宅(じゅうたく)じゃ。
この「蝶(ちょう)コプター」と同(おな)じように、植物(しょくぶつ)や生(い)き物(もの)が
何(なん)百万(びゃくまん)年(ねん)もかけて進化(しんか)してきた仕組(しく)みをまねてつくっているぞ。
これは「バイオミミクリー」という方法(ほうほう)で、自然(しぜん)の知恵(ちえ)を使(つか)うことで
みんなの生活(せいかつ)がもっと便利(べんり)になったり、地球(ちきゅう)にやさしいものをつくれるんじゃ。

なるほど！自然(しぜん)のものを参考(さんこう)にしているのか。
おとなも子(こ)どもみたいな発想(はっそう)をするんだね。なんだかうれしいな！

そうじゃな！
純粋(じゅんすい)な気持(きも)ちから、たくさんのアイデアや工夫(くふう)がうまれるのかもしれんな。

ぼくなら、木(き)と木(き)の間(あいだ)をロケットみたいに移動(いどう)できるジャンプ台(だい)をつくりたいな。

それはいい！
まなぶ君(きみ)のアイデアも、未来(みらい)の樹冠(じゅかん)都市(とし)の構想(こうそう)につながるかもしれんぞ。

えへへ、そうかな。

きれいな空気(くうき)や水(みず)をつくってくれる森林(しんりん)が少(すく)なくなってしまうと、砂漠(さばく)化(か)が進(すす)んで動物(どうぶつ)の住(す)む所(ところ)や食(た)べ物(もの)がなくなってしまうんじゃ。
温暖化(おんだんか)にも影響(えいきょう)が出(で)て、人間(にんげん)にとっても大(おお)きな問題(もんだい)になっておる。
柔軟(じゅうなん)な発想(はっそう)で、未来(みらい)に向(む)けたアイデアをどんどん出(だ)せるといいのう。

まなぶ君(くん)のように、ワクワクすることが思(おも)いついたら、ぜひ「未来(みらい)の街(まち)デザインコンテスト」に応募(おうぼ)してみよう！

季刊(きかん)大林(おおばやし)「樹冠(じゅかん)都市(とし)」
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4つの未来(みらい)都市(とし)を巡(めぐ)って、現代(げんだい)に戻(もど)ってきたまなぶ君(くん)と博士(はかせ)。
タイムマシンが到着(とうちゃく)したのは、大阪(おおさか)の夢洲(ゆめしま)で開催(かいさい)される「2025年(ねん)大阪(おおさか)・関西(かんさい)万博(ばんぱく)」の会場(かいじょう)だった。木(き)でつくられた壮大(そうだい)な「万博(ばんぱく)大屋根(おおやね)リング」は、万博(ばんぱく)のシンボル的(てき)存在(そんざい)になっているよ！

「万博(ばんぱく)大屋根(おおやね)リング」の特徴(とくちょう)は！？

日本(にほん)の伝統的(でんとうてき)な工法(こうほう)

109個(こ)の木(き)と木(き)を組(く)み合(あ)わせたパーツユニットを円形(えんけい)につないでつくられているんだ。日本(にほん)の神社(じんじゃ)などに使(つか)われてきた伝統的(でんとうてき)な「貫(ぬき)」という工法(こうほう)で、できるだけ釘(くぎ)を使(つか)わず木材(もくざい)同士(どうし)を組(く)み合(あ)わせてつくっているよ。

デジタル技術(ぎじゅつ)も活用(かつよう)

昔(むかし)ながらの知恵(ちえ)とデジタル技術(ぎじゅつ)の活用(かつよう)で、効率(こうりつ)よく安全(あんぜん)につくることができたんだ。
材料(ざいりょう)の準備(じゅんび)や輸送(ゆそう)の方法(ほうほう)を工夫(くふう)することで工期(こうき)も短(みじか)くなり、エネルギーの節約(せつやく)にもつながったよ。

世界(せかい)最大(さいだい)の木造(もくぞう)建築(けんちく)

周長(しゅうちょう)約(やく)2km、幅(はば)約(やく)30m、高(たか)さ約(やく)20m、内径(ないけい)約(やく)615mもある、世界(せかい)最大級(さいだいきゅう)の木造(もくぞう)建造物(けんぞうぶつ)だ。

うわ～、大(おお)きいね～！
木(き)でできているのに、今(いま)見(み)てきた未来(みらい)都市(とし)みたいだ。

2050年(ねん)「未来(みらい)都市(とし)」の構想(こうそう)を進(すす)めている大林組(おおばやしぐみ)は、
全周(ぜんしゅう)約(やく)2㎞もあるこの大屋根(おおやね)リングの約(やく)3分(ぶん)の1の工区(こうく)を担当(たんとう)したんじゃ。
知恵(ちえ)と工夫(くふう)で工期(こうき)を短(みじか)くして、環境(かんきょう)にもやさしい工事(こうじ)となったぞ。

釘(くぎ)があまり使(つか)われていないなら、さびたりゆるんだりしなくて安全(あんぜん)だし、いつか自然(しぜん)にかえしたり資源(しげん)として再(さい)利用(りよう)するときにも安心(あんしん)だね。

お！わしが言(い)おうと思(おも)っていたことを取(と)られたぞ。

何(なに)が環境(かんきょう)のためになるのか、未来(みらい)の街(まち)を探検(たんけん)していろいろとわかってきたよ！
自分(じぶん)でもどんどん未来(みらい)の街(まち)づくりに参加(さんか)していきたいな。

いいぞいいぞ。
いっしょに巡(めぐ)ってきた未来(みらい)都市(とし)の構想(こうそう)を考(かんが)えている大林組(おおばやしぐみ)で働(はたら)く人(ひと)たちも、むかしはまなぶ君(くん)のような子(こ)どもだったんじゃ。
いつも夢(ゆめ)を持(も)って、明(あか)るい未来(みらい)を思(おも)い描(えが)いてほしいぞ。

2050年(ねん)の未来(みらい)都市(とし)でまなぶ君(くん)が見(み)てきたことが、この先(さき)どのくらい現実(げんじつ)のものになるのか、
みんなで見守(みまも)って行(い)こう。この街(まち)づくりが仕事(しごと)になる子(こ)がいるかもしれないね。
夢(ゆめ)をあきらめないで、明(あか)るい未来(みらい)に向(む)けた挑戦(ちょうせん)を続(つづ)けていこう！

まなびを通とおして、
みんなならどんな「未来みらいをデザイン」するだろう。
みんなの描えがいたデザインが
未来みらいの私わたしたちの暮くらしをつくっていくんだ。

さぁ、素晴すばらしい未来みらいのために
君きみもデザインしてみよう！

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