文房具の館
“えんぴつ”と“ペン”の進化
まなぶ君、未来にこんな文房具があったらいいなぁというものはあるかな?
そうだな~
宿題を代わりにやってくれるペンとかいいよね!
ははは、宿題は毎日コツコツ自分でやることに意味があるんじゃ!
それならば「宿題のやる気を出してくれるペン」なんかどうじゃろう?
宿題のやる気を出してくれるペン!?
そうじゃ、コクヨが開発した「宿題やる気ペン」は勉強を楽しく、やる気をアップさせるんじゃ。
すごいなぁ。ペンでやる気がアップするなんて!
文房具も進化を続け、スマートフォンやアプリを組み合わせることで色々な可能性が広がってきたぞ。
今回はアプリを使った最新の文房具から、えんぴつやペンの歴史についてまなんでいこう!
みんなはお勉強やお絵描きでえんぴつやペンを使うことがあるよね?
そんなえんぴつやペンも色々と進化を続けているよ。
昔々、人は文字を書くためにいろんなものを使い分けていたんだ。えんぴつが生まれる前はこんな道具で文字を書いていたよ。
羽根ペン:鳥の羽根の先を尖らせてインクをつけて書いたよ。
筆:動物の毛を束ねて作った筆で、墨を使って紙に書いたんだ。
文字を書くために必要な原料である黒鉛が発見されたのは、今から450年以上前の1560年。
それから100年ほどして、16世紀後半にイギリスで木に黒鉛を埋め込んだものがえんぴつのはじまりとされているよ。
今から450年前にえんぴつの原型が生まれたんだね!
それからえんぴつは世界中に広がり、もっと使いやすく進化したことで多くの人が使うようになったんだ。
万博が関係しているよ
日本にえんぴつが広がったのは「万博」がきっかけだったこと知っているかな?
日本でえんぴつの製造がはじまったのは1887年(明治20年)、今から130年前。
開発者である眞崎仁六は、フランスのパリ万国博覧会で見たえんぴつに感銘を受け、日本でも素晴らしいえんぴつを作ってみんなに使って欲しいと考え、研究を重ねたんだ。万博は、日本の鉛筆産業の発展に大きな影響を与えたと言えるね。
万博で世界や日本に広まった技術がたくさんあるね!
1884年、アメリカのジョンさんが、ボールペンのアイディアを思いついたんだけど、インクが漏れてしまったりしてなかなかうまくいかなかったんだ。
それから50年、ハンガリーのピロさんが新聞のインクからヒントを得て、インクが漏れないボールペンを作ったよ。
ピロさんは、新聞のインクがすぐ乾くことに気づいて、ボールペンにも使えるんじゃないかと思いついたんだ!
1950年代後半から1960年代になるとボールが小さくなって、細い字が書けるようになったよ。
さらに進化は進み水性インクのボールペンが登場したことで、今までよりもたくさん色が選べるようになったんだ。
ピロさんの発明のおかげで、いつでもどこでも手軽に字を書くことができるようになったんじゃな。
昔は文字を書くこと自体が特別なものであり、美しい文字を書くことや、長く使える筆記具が求められていたんだ。
現代は手軽にメモを取ったり、アイディアを書き留めたりすることが多くなり、すぐに使えることや持ち運びがしやすいなどが求められているよ。
未来はどうだろう? デジタル化が進む中で手書きの温かさとデジタルがどう掛け合わされていくのか気になるね!
ペンはどんどん進化して、スマートフォンやアプリとつなげることで君たちのまなびを楽しくサポートしてくれるようになったよ。
コクヨが開発した「宿題やる気ペン」はそんなデジタルの技術をプラスして宿題のやる気をぐんぐんアップさせるんだ。
「宿題やる気ペン」は、お勉強が楽しくなる魔法のペンなんだ。
普通のえんぴつにこのペンをつけると、ゲーム感覚で勉強が楽しめるようになるよ。
どうやってやる気をアップさせるの?
すごい!がんばりが見えるんだね!
がんばったぶんだけ「やる気」の実が増えていくよ。
「やる気パワー」をためると、新しいゲームに挑戦できたり、特別なアイテムが手に入ったりするよ! どんどんためて、自分だけの「やる気の庭」を完成させよう!
ステージは全部で18ステージ。色々なステージに挑戦してやる気をためよう!
勉強が楽しくなっちゃうね!
やる気ペンを使うと、パパやママに褒めてもらうことも増えるぞ。
いっぱいがんばったら、いっぱい褒めてもらえるね!
普段使っているペンとアプリを組み合わせた面白いアイディアじゃな。
アプリやスマートフォンとを掛け合わせると、お勉強ももっと楽しくなるね!
アプリなどのデジタルと組み合わせれば、もっといろいろなアイディアができそうじゃな。
君も使う人や未来の子どもたちのために、もっとまなびが楽しくなる文房具のアイディアを考えてみよう!
みんなならどんな「未来をデザイン」するだろう。
みんなの描いたデザインが
未来の私たちの暮らしを作っていくんだ。
君もデザインしてみよう!